豆知識

ろう者から見る聴者とのコミュニケーションあるある ①

ろう者と聴者との文化が違います。文化だけでなく、感覚や言葉のズレがあります。

今回は、ろう者と聴者との文化、感覚や言葉のズレが違うということを、ろう者のOが話したいと思います。

まず、ろう者の文化というのは手話を基礎とし、聴覚でなく視覚、触覚を重視する生活文化を指します。近くにいる他人を呼ぶときは手を振るか、軽く肩か腕を叩いて呼びます。また、遠くにいる他人に注意を喚起するときは、声でなく壁や床を叩いて振動を起こす、あるいは電灯を点滅して操作する等、視覚、触覚を使います。他にも、友達や同期などに急用や用件があった時、ろう者は耳が聞こえないため電話ができないのでテレビ電話という方法で電話をしています。テレビ電話は表情や手話が見えるから安心です。相手が聴者の場合は電話リレーサービスというアプリがあり、それを利用して相手と話すことができます。電話リレーサービスは、聴こえる人と聞こえない人をオペレーターが通訳してつないで話すことができます。

私も電話リレーサービスを使ったことがあります。今まで聴者に頼らず、私たちだけでも予約しようと思っても電話だけじゃできなくて苦しんできました。電話リレーサービスのアプリができてから、私たちだけでもホテルの予約やレンタカーの予約、レストランの予約など色んな所でもつないで話しながら予約を取ることができるようになりました。聴者に頼らず私たちだけで予約できた!と楽になりました。

そういったろう者と聴者との文化が違います。

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