エントの特徴

集団音楽療法

2月28日、上福岡町内会館にて難聴の低年齢のお子さんを対象とした小集団を実施した。
初めての場所に緊張気味の子どもたちであったが、すこし遊んでいるうちにだいぶ緊張がほぐれたようで、気になるものに自分から近づく様子が見られた。
いつもは個別で音楽活動をしているので、動いている人を見ればよかったのだが、集団活動といういつもとは違う環境に気が付き、いま注目するべきなのは誰なのか、今聞こえてきた音はどこで鳴っているのか、周りの様子や人の動きをよく観察して活動に参加している姿が印象的だった。
活動内容としては、いつもの音楽活動でやっている手遊び、楽器活動を少しアレンジしたものと、さくらさくらんぼリズムを取り入れた。
さくらさくらんぼリズムは、キーボードの伴奏に合わせ、身体を動かす音楽活動で、身体全体、目や耳をよく使って活動するのが特徴である。
 さくらさくらんぼリズムをやる頃には、緊張がだいぶほぐれていたようで、見本となる職員を見て真似しようとする姿が見られ、保護者から離れて参加できる子も増えていた。
 いつもとは違った環境、活動が新鮮だったようで、活動の後半には声を出して楽しんでいる様子が見られた。
 参加していただいた保護者の方からは、新しい環境で活動に参加できたのでよかった、広い空間で思い切り体を動かせて楽しそうだった、という声をいただいた。
今後も月に一回程度、小集団での活動を企画していきたい。

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