エントの特徴

セルフアドボカシーとは?

セフルアドボカシーという言葉を知っていますか?セフルアドボカシーとは障害ある人が、自分に必要なサポートを得るために、自分のことを周りに説明して理解を得るための活動の事です。

小学生・中学生の難聴のお子さんたちは、先生にロジャーを使ってもらったり、席を前の方にしてもらったりと難聴に対して配慮をしてもらっていると思います。中学生になると中間テスト・期末テストなどで英語のリスニングを行います。静かな別室や音源に近いところでテストを受けるなど工夫している人もいます。

 小学生や中学生までは、ロジャーや席の位置など配慮を求める相談やお願いはお母さんやお父さんが学校の先生と面談をしながら行っていきます。時にはろう学校の先生に助言をもらいながら、先生たちも難聴の為に他の子と差がついてはいけないと理解・協力の上で、お子さんは授業を受けています。

 お子さんが成長して高校生・大学生・社会人になると、お母さんやお父さんが事前に説明してくれるということはありません。勉強がわからない・できないのは自分の責任。仕事で失敗してしまっても、きこえませんでしたでは許されません。自分はどれくらいの難聴で、どうしたら聴き落しを減らすことできるのかを自分で説明して、協力を得て、成果を出していかなくてはなりません。

 自分自身の難聴を説明し協力を得るためには自分が自分の聴こえについて理解することが大事です。

・難聴の程度…軽度?重度?何デシベルの聴力か知ってますか?

・どんな場面や状況で聴こえにくいかわかってますか?

・その時どうすると情報が得られるか工夫の方法を説明できますか?  学校で上手くいかないことや、失敗してしまったっ時は、難聴が原因になっていないかを考えてみましょう。もし難聴が原因なら工夫することで解決できるかもしれません。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。