自分の難聴を周囲の人たちに説明し、協力を得られるようになることはエントの最終目標です。社会人になられている聴覚障害者の方に話を聴くと、自分の難聴はオープンにしてできること・できないことを伝えていると話す方が多いです。しかし、最初からできていたかというと、一つ目の会社では何ができて、何ができないのかもわからず、コミュニケーションが上手くいかない経験をしたという話も聞きます。もしかしたら、様々な理由(性格・言葉の理解力や表現力、考える力などいろいろな要因)で今現在悩んでいる方もいるのだと思います。相手に自分の事を説明するという力は一朝一夕には身につきません。それこそ、日本語の語い・文法、想像する力、考える力。つまり言語力がセルフアドボカシーの基礎になります。言語力が高くなると人間関係も高度なものになり、話の裏の意味を探るなんてこともできるようになります。エントはこのようなコミュニケーションに必要な言語を学ぶことを支援する施設です。そして、小学校高学年から中学生にかけて獲得した言語力を元に自分自身の理解・難聴の理解・そしてセルフアドボカシーの獲得を支援していきます。

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