4月2日(土)、エントでアレグリーナの選手とエントを利用されている保護者の方でお話会を行った。保護者の方々を対象としたお話会は今回が初の試みとなる。
お話会では、学生の時どのように過ごしていたか、聴者とのコミュニケーションで困った事・工夫した点、就職について…など様々な質問が挙がった。実体験から、家族や友人、学校の先生とどのようなやり取りをしていたのか、自分から何を伝えなければいけないのかを話して頂けた。アレグリーナの選手も、それぞれ違う環境で過ごしているため、様々な経験が飛び交い「なるほど」と新たな気づきが見られる場面もあった。
お話会では、アレグリーナの選手から「聞こえにくいという事を受け入れる事で、自分自身を知る事ができる。自分が分からないと他者もわからない。」という話が挙がった。自分のことを理解してもらうには言葉で伝えていくが大切だ。エントでも聴覚障害とは何か、自分の耳のことを他者へ説明するという練習を取り入れている。この障害受容の練習は小学校3~4年生位から始まる。自分の障害を知り、受け入れていくこと。それを言葉で伝えていくことはとても難しいことだろう。彼らが中学、高校、その先の人生で、言葉を使って伝えられる力誰かと関わる力を身に付けられるようになってほしい。
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