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ろう者の日常生活あるある

エントのスタッフである、ろう者のSさんへろう者あるあるネタを聞きました。今回はその内容を伝えようと思います。

私が実際に体験した事や周りから聞いたあるあるネタを簡単にお話していきたいと思います。

ろう者である私たちが日常生活の中で聞こえなくて生活しずらい場面や不便なことは多少ありますが、逆に便利な部分があります。

・焼肉に行ったとき、肉を焼きながら手話での会話が止まらなくて、気が付いたら肉が焦げていたことがよくある。

・ろう世界が狭いためか、県外の知り合いが多く、人の噂が広まるのが早かったり、会った事がないのに名前などを知られていたりする。

・どこへ行っても、窓越しや水中でも手話で話しをすることができる。ろう者が自動車の中にいて、外にいるろう者とガラス窓越しに手話で会話できたり、駅のホームで離れていても手話で会話できるので便利。

・水道がつけっぱなしにしているのに気が付かず、長時間放置した結果、水道代が高くなったり、ガス止め忘れて、フライパンや鍋が焦げてしまったことがよくある。聞こえないからやりがち。

・マックなどドライブスルーで何か注文する時、スピーカー越しに注文ができないため、駐車場にマイカーを停めてわざわざ店の中で注文する必要がある。

・上司から「資料をコピーしてほしい」と頼まれた時、コピーとゴミの口形が似てるため、コピーをゴミと読み間違えて、資料をゴミ箱に捨ててしまって怒られたこと。

・ろう者はストレートに言うことが多いため、聴者に傷つけてしまうこともある。聴者との感覚や言葉のズレがあるため、人間関係に悩んでいるろう者も少なくない。

・飲食店に行ったとき、店員さんに聞こえないことを伝えると、ろう者のことを外国人と思い込んで英語のパンフレットを渡されたことがあるという。

・話のスピードが早く、会話についていけない。

・手話に助詞がないため、正しい日本語に触れる機会が少なく、日本語に自信がないろう者も少なくない。

・口話ができるから聴者に間違われやすい。

・人が倒れた時、電話ができないため救急車を呼べなくて困る。

・今の世時はコロナの禍のため、マスク生活が当たり前になっている中、会話時、口形が見えないため、何を言っているのかわからない。特に難聴や読唇術の人が悩みの一つ。

・後ろから挨拶されたりすると気が付くことができず、無視されていると相手が誤解することがある。

他にも様々ありますが、こういった日常生活の中で聴者の方に少しでも、ろう者である私たちの大変さが伝われば嬉しいです。

その中でも共通点がいくつかあって、私もそんなことがあったんだなって思い出しました。

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