エントの特徴

アレグリーナ対談会

7月31日(土)、アレグリーナの選手とエントの子供たちの対談会が行われた。

アレグリーナの選手は、普段手話で会話を行っている。講演会では、口形を読み取りながら子供たちと会話を行っていた。対談ではアレグリーナの選手から「私たちは皆より聞こえにくいから、ゆっくりはっきと話してください。」とお願いがあった。対談中、子供たちの声がアレグリーナの選手に上手く伝わらず、聞き返されていた。同じ難聴者同士でも、聞こえ方はそれぞれ違う。体験を通しいて気づく場面が多くみられた。対談会後半には、話す速さや口を大きく動かす等、自然と相手に伝わるやり取りを意識した話し方をしているようだった。

対談では学校や生活の場面で、困った事、その時の対応の仕方など、様々な議題があがった。同じような悩みが挙がる事があれば、相手の話を聞いて新たな発見を得るような場面もあった。

最初は、緊張している様子の子供たちだったが、色々な議題を通して、自分の体験した事や感じたことを話していた。アレグリーナの選手との対談会は、同じ難聴者としてだけでなく、人生の先輩と話ができた日になった。

対談の様子は、別室で待機していた親御さんにリアルタイムで中継されていた。親御さんたちは、対談の様子を見て時に頷いたり、時に笑ったりしていた。

対談会に参加していたOは、「子供達が積極的に発言していたし、やり取りも上手だった。それぞれの議題について話したときに、アレグリーナの見方と、子供達の見方が違うことに驚いた。」と話していた。

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