エントの特徴

知能検査・言語検査について

エントではお子様の言葉・コミュニケーションを客観的に評価するために、知能検査・言語検査を実施しています。

今回は知能検査についてお話したいと思います。

知能検査は、物事の理解力・知識・課題を解決する力がどの程度なのかを測定するための検査です。

様々な能力を必要とする課題を実施して、結果を見ながら得意分野、不得意分野を分析します。分析の結果はエントの訓練目標や園・学校などの学習指導など支援の方向性を検討する目的で利用します。

エントで実施している知能検査

WISC-Ⅳ(ウィスクフォー)

WISC-Ⅳは大きく4つの指標で知能を測定しています。

言語理解:言葉の理解や表現、概念形成、言語的推理や思考力、環境から得た知識を測ります。

知覚推理:絵や形、動きなど言葉ではない情報から、推理力・思考力・空間認知を測ります。

ワーキングメモリー:注意・記憶・集中力、耳からきこえた情報の記憶力や実行機能を測ります。

処理速度:目で見た情報を記憶し素早く正確に処理する力や、筆記技能を測ります。

これらの能力をバランスよく有している子もいれば、得意な項目・苦手な項目がはっきりしている子もいます。言語や学習の支援を行う際に、得意・苦手の項目がわかっていることで、得意なことで苦手を伸ばしたり・補ったりしながら本人の特性にあった支援方法を考える事ができます。

知能検査においてはIQ(知能指数)という能力を数値化した指標が使われます。IQはInteligence quotientの略です。IQは同年齢と比べ能力が高いか低いかという見方をします。一般的に平均値を100として能力の高低を比較します。この指標は知的障害の診断や障がい者手帳の発行・等級判定などに用いられます。

エントではIQが高いか低いかよりも、得意と苦手の項目に注目して支援を考えています。一人一人のお子様に対して、どのように支援したら言語やコミュニケーションの力を伸ばしていけるか、家庭・園・学校などで楽しく学び・生活できるかという事を考えて支援をしていきます。

気になる方はぜひご相談ください。

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