豆知識

ろう学校での就職活動

ろう学校では、どのように就職活動をするのかを、ろう学校卒業生のSさんにインタビューをしました。今回は、その内容を書いていきます。

就職活動を始めたのは夏ごろ。担任の先生が見学に行く会社を教えてくれます。見学に行く会社は、ろう学校を卒業した先輩の就職先であることが多いため、ろう者や難聴者が働いています。そのため、手話が出来る人がいます。関東のろう学校から数名ずつ生徒が参加し3日間一緒に行動します。事務や経理、パンフレット作り等、色々な作業を見学します。見学しながら、どのような仕事があるのか、どんな仕事がしたいのかを探していきます。その後、その会社で3日間の感想や反省を発表します

その後、学校で担任と面談があります。その面談で、どんな仕事がしたいのかを聞かれるので、自分がやりたいことや感じたことを話します。その話を元に、次の会社を見学します。Sさんは人と関わる仕事がしたいと考えていたので、色々な人と関わることが出来る会社の見学に行ったそうです。様々な会社を見学し自分のやりたいことや条件と合うかを考え、仕事を決めていきます。

学校では、就職活動だけでなく、就職後も役に立つ勉強をしていきます。仕事を円滑に出来るようにパソコン操作の勉強、様々な資格の取得(簿記検定などデスクワーク系の資格)。他にも経済や流通、企業活動の基礎からビジネスマナーを学んでいきます。

約2年間を通して、勉強や就職活動をしていくようです。Sさんからは、進学し学校の先生になった人もいると聞きました。

このブログでは、今後も難聴やろう者、ろう学校など様々な情報を発信していきたいと考えています。

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