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聴覚フェスティバル

九月二十五日(日)エントスタッフのSは武蔵野大学で行われた聴覚フェスティバル二〇二二に参加した。

フェスティバルでは企業の展示や埼玉県難聴児(者)を持つ親の会の展示、当事者カフェなど、様々な催し物があった。

佐藤は辻海里氏による「ひとつひとつの選択から見えてきたもの」という講演を聞いた。辻氏は先天性の重度聴覚障害当事者であり、聴覚犬パートナー。補聴器・人工内耳ユーザーである。

辻氏は講演の中でろう文化や自分のアイデンティティ確立に苦労したこと、社会に出てからの苦悩などを赤裸々に語ってくれた。また、辻氏は聴覚について「なくてもいいが使えるものは最大限使う」と述べていた。不便ではあるが不幸ではなく、ただのツールに過ぎない。どうして生きにくいのか考え、選択していく必要があるという言葉が印象的だった。

講演や当事者カフェの話し合いの報告共にステージ上にUDトークを用いた字幕が表示されており、手話通訳も行われていた。こういった情報保障があることで全ての人に楽しめるようなイベントになっていたのではないかと感じた。

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