難聴児

なぜ聴こえが重要なのか

エントでは軽度から重度まで様々な難聴のお子さんが療育に通っています。今回は、なぜきこえが重要になっていくのかを説明していきます。

きこえの障害は、検知と認知・理解に障害が出てきます。音が聞こえににくいことで、音は聞こえている(検知)が、何の音なのか分からない(認知・理解)ということが起こります。これにより、音が持つサインやそれによって引き起こされる現象の認識が抜け落ちてしまいます。例えば、ヤカンでお湯を沸かすと「ピー」という音が出ます。聴者は音を聴いてお湯が沸いたと気づくことができますが、難聴があるとその音が表す意味を直ぐに知ることができません。難聴によって自然と獲得する学習にハンディキャップがあります。そのため、早期から補聴器をつけて生活し、様々な音に触れ丁寧に関わることで、音への気づきを促しています。

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