音楽療法では、様々な楽器を使って活動を行います。
今回は太鼓をどうやって使っているのか紹介していきます。
エントには写真にあるような太鼓があり、0歳や1歳くらいのお子さんには上に寝転んでもらったり、座ってもらったりして振動を感じてもらう活動をよくします。
もう少し大きくなってくると、太鼓でのコミュニケーションや歌に合わせてたたくという活動がメインになります。
太鼓でのコミュニケーションと言うと少し難しいように感じますが、先生が叩いたら叩き返す、相手の様子を見て叩き方を変えるといったように、ただ叩くのではなく相手がいることを意識してもらうことに重きを置いています。
こういった活動を行っていくことで、音への気付きや、相手を意識するといったやり取りの練習という意味があります。
また、音のON・OFFが分かりやすい楽器なので、GO&STOPの活動にもよく使っています。はじめは音を意識して聞くことが難しかったお子さんも、その子の動きに合わせてたたいてみると、楽しんで耳をよく使ってくれるようになります。こういった活動からルールのある遊びに発展させたり、違う楽器の音を聞いてもらったりして、個別での音の課題へ繋げています。
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